福祉サービスと料金-福祉サービスの方向性について|福祉サービス

福祉サービスと料金

主人の祖母が福祉施設に入ってもう2年になる。当初は施設での生活に難色をしめしていたものの、現在はそれなりに楽しく過ごしているようである。長い間、田舎でひとり暮らしをしていたので、食事の世話と冷暖房完備の部屋、足が不自由でよく転倒していたが、施設の完全バリアフリーの設備に満足したようだ。福祉サービスの原点は、安全性にあると思う。自宅で暮らすことに危険が生じるなら、デイケアやヘルパーなどの福祉サービスを受けることが大切だ。安全に暮らせなければ、本人も周囲の人間も、さらには地域全体の保護体制が問われるからである。

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しかし、年金の金額の引き上げ、雇用減少による収入の低下により、老人が福祉サービスを受けることが難しくなってきている。事実、祖母も施設の料金が高額なことを理由に、入所を拒んでいた。正直、年金だけではとても払える月額ではないからだ。持病があって、そのうえ足が不自由で歩行が困難なこともあり、介護レベルがあがると、そのぶん料金も高くなるらしいのだ。幸い、祖母の場合は遺族年金と親戚の数が多いので、皆で不足分を補うことでなんとかやっていくことができている。それでも、このご時世なにが起こるか分からない。

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このままいつまで助け合えるか不安が残るところである。若い世代の行く道を創りあげてくれた、今の老世代の人たちに、安心して老後を過ごしてもらうためには、もっと福祉サービスを充実させる必要がある。料金体制の見直し、サービス全般にムダがないか、孤独死を避けるために巡回スタッフをどれだけ増員させるか、それには市町村の各種管理課との連携が最も需要課題になるだろう。震災後、福祉サービスの重要さが大きく取り上げられるようになった。介護サポートが必要なすべての人たちが、それぞれに合った福祉サービスを受けられる環境をつくるために、福祉の仕事に携わる者が中心となって、今こそ改革が必要なのではないだろうか。

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